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危険物を安全に宇宙に運び出すシステム
現在の技術においては、危険物を安全に宇宙に運び出す技術は構築されていない。
例えばかなり以前から、放射能廃棄物を安全に宇宙に運び出せれば、地球にとって、人間にとって危険性がなく優しい選択ではあるが、運び出す方法としては、現在の技術では、自ずとロケットを使用することになる。
ロケットを使用するとなれば、打ち上げに失敗することもあり、失敗した時には爆発が付いて回る。
失敗の原因は大抵エンジンの不具合であり、エンジンに異常をきたせば燃料に引火し爆発する。
又、失敗には、計画された進路から外れ制御不能になることも一事例であるが、この時も他に悪影響を及ぼさない方法として自爆処理も用いられる。
いずれにしても、危険物を積載した場合には、爆発によって若しくは制御不能によって、危険物をまき散らし、甚大な損害を与えることになる。
現在のロケット打ち上げ技術における成功率は、100パーセントではない。
地上から宇宙に向け、打ち上げられたロケットが、宇宙に達することなく失敗した時、例えば大気圏内において爆発した時には、宇宙飛行士の何人かが命を落とす失敗とは損害の規模が違うという訳である。
これらの事から、危険物を宇宙に搬送するという概念を、必要以上に想像力のベクトルから外し、自ら打ち消したため、未来に禍根を残す地中深くに埋めるといった方法を取っている、若しくは埋める作業を続行しているのである。
しかし、私は、危険物を安全に宇宙に搬送する方法を考え出した。
そもそも、何故出力が高く爆発の危険性があるロケット燃料を使用し、ロケットを打ち上げるのか?
また、ロケット燃料を生成、準備するには莫大なコストがかかるにもかかわらず、使用するのか?
今後、仮にそれらの産業が盛んになったとしても、そこへ至るまでは長時間を有することは明らかであるし、仮に低コストでロケット燃料が手に入る時代になったとしても、宇宙に危険物を搬送できるまで安全性を高めるには、更に長い年月が必要になる。
先ほど述べたそのコストかかるロケット打ち上げに、何故そこまでこだわるのか?
もっとコストがかからずに安全に大気圏外に出る方法はある。
気球を利用すれば、大気圏内の上部まで行くことが可能であり、そこから大気圏外に出るエネルギーは、僅かで済む。
地上の引力から、浮き上がるには、ロケット燃料を燃焼させるような高出力を作り出さなくても、宙に浮くのだ。
そして宇宙空間に近づき、引力が薄れてきたとき、太陽電池で蓄えたイオン出力装置によって大気圏から脱出するといった低コストで十分に宇宙空間に飛び出すことが可能なのである。
そこで、前述した高コストのロケットを何故打ち上げるのかといった疑問であるが、その答えは、計算通りの軌道を確保するためである。
自国領有圏内において、短時間で宇宙までロケットを到達させ、宇宙空間においても所定の位置に配置させるため、高コストのロケットエンジンを使用することになるのである。
風船や、気球などでは、空気の流れによってどこへ行くか分からない不確実性があり、いくら低予算でも自国領有の大気圏にはとどまらない可能性がある。
糸の切れた凧という訳だ。
私が考えたアイデアは、この糸である。
この糸をしっかりつなげておけば、自国の空から離脱することはない。
そのアイデアを膨らませると、自ずと宇宙への搬送方法に想像がつくと思う。
つまり、宇宙空間を最高到達点とした大きなゴンドラである。
一つ一つの部屋は、そこに推進力を要したドローン様な装置で、お互いに制御し合いながら、順次宇宙に進んでいき宇宙において積み下ろし作業が終了すれば地上に戻っていく。
壮大な大観覧車、ベルトコンベアである。
一つのゴンドラに不具合が生じても、他のゴンドラから互いに繋がれたケーブルによってエネルギーが補完させたり、そのケーブルが命綱代わりに引力し合い、落下、制御不能に至らないようにコントロールするといった役割を果たすといったものである。
これにより、搬送場所や到達地点の定点を確保するといったものである。
この連結したドローンは、以前に述べた防御システム、攻撃システム、最近、開発が目まぐるしいドローン無力化兵器機器にも応用が可能である。
さて、各界の柵に捉われることなく、このアイデアを実現するために投資してみてはどうか。
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