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どうする家康を視聴して
視聴率が低いのは、主演している松本潤があまりにも家康とは違うとか、ストーリーが史実と違うからだとか言われているが、築山事件を視聴して丁度、今の時代にマッチしたと感じた。
不倫騒動や自殺、心中等が話題になっている今日。ここまでハマるというのは、脚本の力なのか偶然なのか、偶然だとしたら奇跡的なことだ。
過去の徳川家康が描かれたドラマでは、築山の企みはともかく、一度、関係を持ち、心を通わせた相手に対しての家康の描かれ方について、過去のドラマの方があっさりとして人間性に欠ける表現が多く、いかにも事件は卓上で起きているのではない。現場で起きているんだといった、つまり机上の空論といった感じが否めなかった。
いくら武士の社会といっても家族間の生死に関してはもっと生々しいものではないのか。
今までのドラマはいかにも日本人が好む好奇心を満たせばよい。
それ以上の生々しさを必要としないとした日本人特有の感覚上のものだったといえる。
どうする家康は、本来人間が事件を起こすときには、もっと生々しい事柄がいくつも積み重なっていることが多いものだと問題提起しているように思える。
このドラマの視聴率の低さとドラマをこけ下す記事を見て、面白半分の好奇心だけで、井戸端会議的に報道する日本の一部マスコミやSNSで誹謗中傷を簡単に行う軽薄な私を含めた日本人に対して、自分の姿を映している鏡を良く見てみろ、と言っているような気がした。
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