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イルカ親子の教育

親イルカ 水の向こうで見ているのは、人間という動物・・・。
何で私たちを見ているのか分かる?
子イルカ 違う種だから?
親イルカ あなたを可愛いと思っているのよ。
ただ、私はあなたを生みたくなかった。
私は、弱っているところをあの人間達に助けられたので、その人達のことを思って、仕方な
くあなたを生んだの。
あなたも気が付いていると思うけど、同じところをぐるぐる回ってい
るでしょ。
子イルカ うん。さっきから同じところを回っている。
親イルカ あの人たちは、私らがぐるぐる回っているところを見て、ただただ可
愛いと思っている愚かな人たちよ。
人間の中には、それを多くの人たちに広めている人たちもいる。
タダタダ、可愛いとか思っている人達は、とてもとても身勝手な人た
ち。
自分たちや、自分の子供のことしか考えない人たち。
私やあなたも、あの人たちがここで見てくれるおかげで、食べ物をも
らえるのだけど、そもそも私たちの本来の住まいは、こんな狭いところ
ではないの。
子イルカ ・・・
親イルカ とても危険で、そこでは仲間たちと食べるものを見つけないといけな
いんだけど、とても広くて、仲間たちと仲良くできたら、冷たくないと
ころであれば、どこへでも行ける。
私は、楽な暮らしではではあるけどこんな狭いところで、世間も知ら
ないまま、あんな身勝手な人たちの見せ物として一生終えるあなたが、
可哀そうでしかたがないの。
だから生みたくなかった・・・。
あなたは、あのとぼけた人間の顔を見ながら、ずうっと、ずうっとグ
ルグル回り続ける・・・。
子イルカ お母さんがそう思っているなんて・・・
私はどうすればいいの?
親イルカ ほんの小さな可能性だけど・・・
私たちが元気で過ごしていけば、もしかするとその愚かな人間たちの
せいで、外の広い世界の環境が壊れて、そこで暮らしている私たちの種
が弱ってここに運ばれ、元気な私たちと入れ替えになるかもしれない。
それまで、頑張るしかない。
子イルカ うん。
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